歳をとったせいか、新しい体験よりも多感な時期に経験したことを履修することに重きを置くようになってしまった。
一週間で最も交通量の少ない貴重な日曜深夜(月曜早朝)、前々からZZRで行きたかった所も含め、何度も行ってるけど懐かしの場所を巡るナイトツーリングに出ました。
最初に向かったのが川崎の浮島にある工業地帯。コンビナートをバックにした撮影スポットとして人気なのは千鳥町のほうだけど、僕はこっちのほうがお気に入り。
次に、ずっと前から行こうと思っていたノリック(阿部典史選手)の事故現場へ。
ノリックは僕と同じ歳ながら、まだ十代で日本GP500ccクラスでチャンピオンになるようなすごいレーサーでした。ヘルメットからはみ出たロン毛、そして独特のライディングスタイルは賛否両論あったけど、僕にとっては憧れの選手でした。
そんなノリックですが、2007年にこの場所でバイクに乗っていてトラックと接触事故に遭い、この世を去ってしまいます。
偉大な選手へ黙祷を捧げ、この場を後にしました。
次に訪れたのは横浜駅東口のヨコハマプラザホテル跡地。僕が中学生だった当時、プラザホテルの中にはアニメイトという当時としては珍しいアニメグッズ専門店が入っており、中学の時はよく来ていました。
プラザホテルの面影は全く無く、完全に駐車場と化していました。何もかも変わらずには(略
次に訪れたのは最も愛した走り屋スポット、横浜ヘリポート。通称ヘリポ。
2コーナーしかないこんな狭い場所だけど、最盛期には300台くらい集まる熱いスポットでした。こことの相性が非常に良く、峠や他のスポットではうだつの上がらない走り屋だった僕ですが、ここではみんなが先頭を譲ってくれる状況でした。
そんな最も愛したヘリポですが、1994年8月の最後の週、路肩までビッシリとキャッツアイが埋め込まれてしまい、走り屋スポットとしての幕を閉じます。
最後に地元鎌倉某所の寂れた商店街。
僕は生まれ自体は大阪だけど、小学4年の夏休みに鎌倉へ来て、大学入るまでずっと鎌倉だったため、僕の中ではここ鎌倉が故郷となっています。
人生において、中学の3年間をどこで過ごしたかがものすごく重要だと思うんですよね。僕にとって中学3年間を過ごした鎌倉が故郷であり地元であり、僕という人間のベースとなっています。
思い出の地を巡り、だいぶ魂の浄化ができた気がする。これで今週も頑張れる。