りっくす手記

基本的に鍵っ子ブログだったんだけど最近は家族のこととか旅や聖地巡礼や車バイクのことなど

アドレス125(DT11A)カムチェーンテンショナー交換

先日、普段全然乗らず現在タンクに入ってるガソリンが、なんと昨年10月にいれたものであり、さすがにそろそろ使い切って新しいガソリンを入れなあかん、そして普段全然回さないエンジンに喝を入れるため、先週アドレスで宮ヶ瀬まで行ったのである。

その帰り道、エンジンの回転数に比例してチリチリという金属音がするようになる。それもアイドリング時でもハッキリと聞こえるくらいに。

 

その様子がこちら。


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明らかに聞こえるチリチリ音。

この音から察するに考えられる原因はだいたい3つ。

1つ:タペット音

しかし購入から三年以上経過しているとはいえ、走行距離はまだ5400ちょっと。これは考えにくい。

2つ:プラグorプラグキャップがゆるゆるでスパーク音のダダ漏れ

コレかと思いチェックしてみたけど、ぷらぐの締め付けもプラグキャップのハマり具合も問題なし。

残るはカムチェーンの音。

メットインを外し、カムチェーンテンショナーにアクセスしようとするも、なんかエンジンが黒い樹脂のカバーに包まれており、これをなんとかせんとテンショナーにアクセスできない!

意を決して樹脂カバーを固定するビス3本と8mmボルト1本を外し、ハーネスを固定するデカいタイラップのようなものも外し、インジェクターを外し、スロットルボディを固定するナットを外してボディをずらし、ここまでしてようやく樹脂カバーをズラしてテンショナーにアクセスできるようになる。

カムチェーンテンショナーの原理は極めてシンプルで、バネが伸びる力で棒を伸ばしてチェーンガイドを押さえつけてカムチェーンにテンションかけて張るというもの。

チェンショナーにはネジが付いていて、ネジを時計回りに回すと棒が引っ込んで、離すと伸びてしまう。反時計回りに回すとガイドにあたっている状態でも無理やり伸ばすことができる。

これで調整しようとネジを反時計回りに回すも、なんかネジがゆるゆる。あれ、こんなもんだっけ?

次はネジを時計回りに回し棒を縮め、一気に放して一気に棒を伸ばす。そしてエンジンかけるとチリチリ音が消えた。

これで直ったかに思えたが、走り出してエンジン回転数を上げるとまたチリチリ音が復活。やはり何かがおかしいらしい。

仕方がないのでWebikeで新品のテンショナーを注文。送料無料で純正部品が買えるWebikeマジ神!

で、新品テンショナーを取り付けたら、キレイにチリチリ音が消えて、エンジン音が静かになった感じ。

近所を一周走って回転数上げても音は鳴らない。ようやく完全復活!

これが外したテンショナー。ちゃんと伸びるし、縮み防止のストッパーも効くし、まさか故障しているとは思わなかった。

バネの力が完全に死んでいるわかりやすい壊れ方ならよかったのに。

アドレスに限らず、バイクからチリチリ音がしてカムテンショナーの故障を疑って調べてみても大丈夫だと思ってみても、こんな不思議な壊れ方もあるということを皆さんに共有したいと思います。