MADE in ニッポンとはなんぞや?と思う人も多いかもしれません。
MADE in ニッポンとは秋里和国さんの漫画作品で、1986年~1988年の間に『別冊少女コミック』に連載されていました。
私がこの作品と出会ったのは中学生の頃。当時母親が少女漫画を多く所蔵していて、当時暇なときにその母親の漫画を読んでいました。その中の一つがこのMADE in ニッポンだったわけです。
秋里和国さんは神奈川県のご出身で、舞台も神奈川であることが多いのが特徴です。神奈川県民である私はそんな点でも秋里和国さんの作品に親近感を覚えていたのを覚えています。MADE in ニッポンも厚木を舞台とした作品です。
そしてこのMADE in ニッポンの冒頭で主人公の一人ジョイスがヒロインの競子(けいこ)をバイクに乗せるシーンがあるのですが、当時としてはバイクの描写がリアルであった事。そして当時は中二病真っ盛り。バイク乗りてえ!彼女欲しい!という元々あった願望がまさにそこに描かれていたということもあり私の記憶に根強く焼き付いたのです。
当時、中学生ながらにいつかバイクに乗るようになったらMADE in ニッポンの舞台に行ってみてえと思っていたものでしたが、当時はインターネットなど存在せず、それどころかパソコンすらマニアックな趣味のアイテムであった時代、情報を入手する手段が存在せず、この作品の舞台を調べることができませんでした。
そしてつい先日。ふとこの作品を思い出し、ネット漫画で見ていて幾つかの背景描写を元にGoogleストリートビューを駆使して適当に調べてみたところ…奇跡的に二箇所の実在する舞台を発見できました!
ちょうどZZRもあるので、中学生当時に果たせなかった願望を果たすべくZZRを走らせてきました。
まずは競子の自宅の旅館国武。この舞台となったのが厚木七沢温泉にある旅館福松さんでした。
デザインは異なるものの、看板と松の木の形状、そしてその位置関係がドンピシャ。
極めつけはエントランスの形と、そこに設置されてる照明の形状が完全に一致しておりました。
自宅前道路の描写も一致しておりました。発見したときはそれはもう大興奮でした。
そしてお次は主人公たちが通う高校の校門。
桜の木も含め見事に一致。
そして同じようにバイクを停めてみました。
久しぶりの聖地巡礼を兼ねた早朝ツーリング、とても楽しかった!