OH後、ものすごく絶好調だったのに、キャブヒーターからのLLC漏れ修理のため一旦キャブを下ろして取り付けただけで中低速がグズつくという東洋の神秘に見舞われた我がZZR。
原因究明のため、捜査班はアマゾンの奥地へと乗り込んだ。
ネットで情報を漁り、イグニッションコイルの接続不良で同様の現象が発生するらしい。確かにキャブ外す=エアクリ外すというわけで、ラムエアダクトをエアクリBOXに挿入する際かなり無理するからそれで平型端子に負荷がかかってしまったかなと思い、合計4つの平型端子を全て新品に交換してみたものの、効果なし。
同調が合ってないからなのかと、バタフライの位置合わせだけしてみたものの、これも効果なし。
次に、パイロットスクリューを規定の2回転戻しにしてしまったけど、これだと薄すぎてコンディションを崩しているのかなと2回転半戻しにしたら、症状が酷くなった。やはり濃かったのか…
一瞬とはいえ、一度はベストコンディションだったのでキャブの中身自体には問題ないと考え、プラグを4本交換してみて、最初は調子良かったけどすぐに元に戻ってしまう。
プラグ交換の際、今までのプラグの焼けを見てみると、1番2番はきれいなきつね色だったけど、3番4番が以上に汚れている、というよりも煤に包み込まれている(汗
3番4番ということは、点火系の問題ではないな。やはりキャブか…
オーバーフローを疑い、実油面の見てみるも、4気筒全て憎たらしいくらい綺麗に位置が揃っている。
3番4番のパイロットスクリューのOリングでも破損しているのかなと見てみるも、これも問題なし。
フロート室を開け、スロージェット、メインジェット、ニードルホルダー、フロート、フロートバルブを外し、穴という穴全てにパークリを吹き付けて清掃。
その際に、ふと気づいた。メインジェットの横の小さな穴はなんだろう、と。
(画像は拾い物です)
ここにパークリを吹き付けると、1番2番はすぐ上の穴からでてくるのに、3番4番は出てこない。ならばと上の方の穴からパークリ噴射したら、この穴から吹き出てくるようになった。
フロートの高さも問題ないし、ジェット類も問題ない。ダイヤフラム側も確認し、もしやニードルを押さえつけるバネが外れてしまっているかなとも考えたけど、これも問題ない。
これ!という問題点も見当たることなく、そのままキャブを組んで試走してみたら…あれ、すっごい調子がいい。
ということは、あのメインジェットの横の穴の詰まり(?)が問題だったということか?あの穴そんなに重要なポジションだったのか!
この穴についていくら調べても、何のための穴なのか全然出てこないんですよね。見つかったのは、俺と同じようにキャブOHの際この穴にパークリかけたら復活したという方のブログ(上の画像もそこから拝借しました)
そして今朝、動作確認ランの前に給油。58キロしか走ってないのに10リットル以上入る。GWから10回くらいはキャブを外してるから、それだけガソリンを無駄にしてきたから仕方ない…
給油も終え、諸々の動作確認のため宮ケ瀬へ向かう。が、途中で問題点が見つかったり、最悪走れなくなったら嫌なので途中で引き返し、近所のレトロ自販機コーナーへ。
うん、バイクのコンディションは絶好調!ニードルとホルダーを交換したおかげか、下からパワーもりもりで発進もやりやすくなった。これが本来のZZRの姿か。
36キロほど走り、再度給油して出た燃費は・・・なんと19.88km!!
目標としている20km/Lには僅かに届かなかったものの、これは大きな進歩です!
帰宅してマシンの目視チェックを行うも、特に問題もなく、完全復活宣言をしても良いのではないでしょうか。
次はもう少し遠くまで行ってみても大丈夫そうだ。
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